新型コロナウイルスの感染経路SARSとMARSそれぞれの致死率

時事

2020年5月19日追記:推定感染者数を考慮した内容と致死率を追加。

今年に入ってから、新型コロナウイルスの話題で持ちきりで自粛にストレスを感じているのではないでしょうか。

それでも致死率を把握して理解を深めたいところです。

有名芸能人、著名人もこのウイルスによって命を奪われました。

既に2020年東京オリンピックは、開催の延期が決定。

『ごりんないし』が実現してしまった。

※オリンピックの歌を椎名林檎さんが歌う予定でしたが、そのアナグラムで少し話題になりました。

発生源

中国の武漢市が発生源とされている。

華安の海産物市場に訪れた方の感染率が高い。

初めの感染者は、武漢市の方なのは変わらないが、海鮮物市場とは関係のない7人ほどという情報が有力。

その7人ほどが新型ウイルスに感染してから、武漢市の海鮮物市場で感染者が確認されている。

武漢市のP4研究所からではと言う噂は既にご存じだと思う。

何人かの報道陣が武漢に入り取材を試みたが消息不明の状態になっているようだ。

現在、武漢の情報網は遮断されている為、真相は分からない。

コロナウイルスとは

コロナウイルスは、呼吸器感染症を起こすウイルス

太陽のコロナに似ていることからこの名称がつけられた。

SARS、MARSもコロナウイルスです。

新型コロナウイルスは、かつて2002年11月~2003年7月(8ヶ月)中国やアジアで流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)ウイルスと遺伝子レベルでは89%同じだとする分析結果が出ています。

SARSは、2002年11月~2003年7月(8ヶ月)にかけてのアウトブレイクでは、広東省や香港を中心に8,096人が感染し、37ヶ国で774人が死亡した(致命率9.6%)と世界保健機構 (WHO) により報告されている。

1ヶ月程で既にSARS流行時の感染者より多いことから、SARSより感染力が強いと考えられます。

症状

  • 37.5度以上の発熱やせきを伴う肺炎症状が特徴
  • 発症後しばらくは症状が軽い方もいる
  • 約1週間後から悪化して入院する例が多い
  • 潜伏期間は長くて14日程度との見方が有力

患者主要症状

  • 発熱
  • 筋肉痛
  • 両側肺炎

その他の症状

  • 味覚・嗅覚の低下
  • 息切れ
  • 混乱
  • 頭痛
  • 喉の痛み(チリチリするなど)
  • 鼻痛
  • 胸痛
  • 下痢
  • 吐き気と嘔吐

致死率

新型コロナウイルスの致死率(2019年~2020年)

発見当初:約2〜3%

現在約7%

新型コロナの死亡要因

  • 重度の肺炎
  • 肺浮腫
  • 呼吸不全の一種である急性呼吸窮迫症候群(ARDS)
  • 多臓器不全

エボラ・MERS・SARSの致死率

  • エボラ出血熱 約50%(地域により25~50%)
  • 中東呼吸器症候群(MERS・マーズ) 約34%
  • 重症急性呼吸器症候群(SARS・サーズ) 約9%

致死率・感染人数・結果まとめ一覧

病名西暦総感染人数死亡者(人)致死率(%)結果または、進行中
エボラ出血熱1976~28,51211,31350~80一定効果を得られるワクチンはあるが、いまだ終息されていない。
MARS2013~2,50685240~50封じ込めに成功した為ワクチンなし。人に対し安全性・有効性の両方が確認されているワクチンは、治療用・予防用どちらも存在しない
SARS2002~8422(8,069)916(775)11(9.6)主要国では、自然減少のためワクチンなし。現在も一部の国・地域で増えている。
新型コロナ2019~4,047,915279,6092~15(7)国によって致死率が大幅に異なる
医療崩壊や生活様式なども要因と考えられる。
現在も増加中
共存の意志を示す国も現れている。
ワクチンは1~2年を要する。
アビガン、ストラメクトール、喘息用の薬など有力な薬品が出てきているが、実際に使用できるまで期間が必要。
※SARSの()はWHOの報告数     
※新型コロナの致死率()は世界の平均値
※新型コロナ2020年5月13時点の各致死率
※推定感染者は、各国全人口の0.6%、2.5%、4.2%に既に把握している感染者数を加えた数からそれそれ致死率を算出

スタンフォード大学の研究チームは、シリコンバレーの住人3,300人を対象に血液検査を実施。

推定2.5%から4.2%が新型コロナウイルスにすでに感染しているとの結果を得たとしている。

また、日本では東京大学が、500人に抗体検査を実施し、3人(0.6%)が新型コロナウイルス陽性の結果が出ている。

現在、検査母数が少ないため、推定での致死率です。

各国で全ての国民に検査を実施して初めて、正確な致死率が判明します。

今ある確実な情報では、致死率は高いということです。

合わせて読みたい

新型コロナに学ぶ免疫を高める簡単な食べ物ランキングと感染予防

感染経路

各ウイルスの感染経路を見ていく。

新型コロナウイルス感染経路

咳などによる飛沫感染や接触感染によるものであると考えられている。

エボラ出血熱の感染経路

体液(血液、唾液、分泌物等)に、直接的接触することにより、またはそのような体液で汚染された環境への間接的接触で創傷のある皮膚や粘膜を介して人から人への感染が起こる。

MARSの感染経路

咳などによる飛沫感染や接触感染によるものであると考えられている。

SARSの感染経路

人から人への感染が中心。

気道分泌物(鼻水や唾液など)の飛沫感染または接触感染が98%を占め、空気感染はほとんどないと考えられている。

対策

感染予防に努めることだと思います。

日本国内の致死率は、現状MARSやSARS程無い。

しかし、感染者数と死者数は、比較にならないほど多いのが現実です。

新しい生活様式を取り入れ、マスク、メガネを着用し感染者との接触を減らすことが感染抑止につながります。

新しい生活様式の詳細については 以下記事の目次2『国の指針』をご参照ください。
※様式全文記載しています。

アルコール消毒は、今回のウイルスの膜を壊してくれるので効果あります。

そのため、階段の手すり、エレベーターのボタンなど、不特定多数の人が触れる場所は、こまめに消毒するとよいでしょう。

対処

少しでも感染の疑いを自覚した場合、病院へ行く前に、新型コロナウイルスに感染した可能性がある旨を保健所、病院へ連絡し指示を仰ぐとよいでしょう。

なぜなら、連絡なく病院に行った際に周り(医療従事者、患者)に広める可能性が考えられるからです。

保健所、病院でPCR検査対応いただけるのであれば実施してもらいましょう。

見解

遺伝子レベルでは89%SARSウイルスと同じとのことです。

医師や研究者の方々の尽力により対応が進んでおります。

しかし、ワクチンができるまでには1~2年を要する見込みです。

現在の自粛対応により一時的に感染者の数を減らすことは可能でしょうし、実際に減ってきています。

ただ、完全な終息は難しいので新型コロナと共存する時代が来るでしょう。

今回の新型コロナウイルスの致死率は3%とされているが、2020年1月1日から1月20日間での武漢金院病院単一センター研究での臨床では、臨床対象患者99人中11名の方が亡くなっており、致命率が11%になる点が気になるところです。

ヨーロッパ諸国では、SARSの致死率である11%を大きく超えている国も多々あります。

全ての方ではありませんが、海外では、中国人のみならずアジア人への敬遠が更に強まっていました。

しかし、2ヶ月程で全世界にこのウイルスが広がったことで、その敬遠はなくなったかもしれません。

矛先は、中国に向いたままで、国際的な問題に発展してきている。

アメリカのトランプ大統領は、中国が早期に周知、対処しなかったことで、世界的なパンデミックになった。

と主張しており、発生源と考えられている中国武漢に現地調査を実施しています。

既に、証拠を押さえたと述べているが、今はまだ提出する時ではないとしている。

新型コロナウイルスの一刻も早い終息を願うとともにお亡くなりになった方にご冥福をお祈りいたします。

世界の感染者・死亡者・回復者最新情報

新型コロナ感染者数最新情報
※画像をクリックすることで世界各国の最新情報を確認できます。

厚生省
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/houdou_list_202001.html

国立感染症研究所
https://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc/2482-2020-01-10-06-50-40/9303-coronavirus.html

用語

・飛沫感染(ひまつかんせん)

咳やクシャミなどによって飛び散る飛沫に含まれる病原体が、口や鼻などの粘膜に直接触れて感染すること。

通常は1~2メートル以内の至近距離で感染する。

・接触感染(せっしょくかんせん)

患者、保菌者、病原体の付着した物などに接触しすることで病に感染すること。

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