カルガモの親子が都内の道路を横断していた。
都民から通報があったのか、警察官が複数人でカルガモを捕獲して、近くの川に移動した。
しかし、これは、動物からしたら恐怖でしかないだろう。
自然動物なのだから、放っておけばよい。動物は、そんなにやわでも馬鹿でもない。
人為的に移動してはいけない。
負傷していて保護するのとは話が違う。
道を渡るときだけ安全を確保してあげるなら分るが、なぜ住んでいる所とは別の川に移動したのか。
しかも、その川は、汚く、カルガモが住んでいるような川ではなかった。
カルガモからしたら迷惑だろう。
カルガモに「怖くないよ、大丈夫だよ」と声をかけていたが、カルガモからしたら知ったことではない。
ただの恐怖だ。
良かれと思ってやったとしても、それは、取り返しのつかない罪になることがある。
今回のカルガモの件は、人間のエゴによって無理やり住まいを移動された状態だ。
私たち人間が突然さらわれて、知らない場所に放たれたらどう思う?
それって誘拐でしょ?
ほとんどの人が恐怖しかないのではないだろうか。
野生動物の本能により、カルガモは元の住処に自力で戻ったようで安心したが、残念なニュースだった。
カルガモの親子は、かわいらしいし、守ってあげたいなとか思うのは分かる。
その点は、否定できない。
警官も悪気は無いし、良い人揃いだったのだと思う。
しかし、専門家に確認するか少し動物について調べてから行うべきだったかもしれない。
その上で警官らしくカルガモの住処地と思われる近辺のパトロールでは、カルガモパトロール隊と銘打って、注意喚起をアナウンスすれば良かったと思う。
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