序
今回、世界に猛威を振るった新型コロナのパンデミックは、時代の大きな転換期なのではないだろうか。
RNAウイルスの世界各国での研究に加え、生活・様式の変化によりAIやIoT技術がより身近な存在になることで、急速な発展が起きるかもしれない。
ソサエティ5.0は飛躍的に発展し、次のステップに進むのではないだろうか。
生活の変化
新型コロナウイルスで人々の生活は大きく変わってきている。
- テレワーク・リモートワーク
- 三密を避ける
- 対面の食事を避ける
- 手洗いうがいの徹底
- リモート関連(歓迎会、飲み会、講義、家庭教師、エクササイズなど)
このように実際に会わなくともできることがたくさんあります。
生活が変わるということは具体的にどのようなことか考えて見よう。
リモートワーク
これまでは
仕事でアメリカに3年間研修することになった。
一緒に来てくれないか。
えっ!
ちょっと考えさせて
どーしよう・・・やっぱり私、今の仕事が好きだし、最後までやり遂げたい。彼のことは、今も大好きだけど、一緒に幸せになりたかったけど・・・
一週間後
たくさん考えたけど・・・ごめんなさい。いままで本当にありがとう。
・・・そうか。こちらこそ君に出会えてよかった。
ありがとう。
なんてことは過去の話に!?
これからは
仕事でアメリカに3年間研修することになった。
一緒に来てくれないか。
リモートワークが当たり前だから、どこに行っても今の仕事を続けられる♪
はい、喜んで♡
今までは、遠距離恋愛になるために泣く泣く別かれていた恋人たち。
リモートワークの一般化によりどこにいても仕事が可能になる日が来るのではないだろうか。
AIによるマッチングアプリなどもその先駆けかもしれない。
リモート飲み会
今度の金曜日、久々に飲もうぜ!
オッケー!
んじゃ、リモート酒場で
大阪在住Bさんが先に仕事を終えリモート酒場大阪店へ
こんばんは!予約したBです。
リモート酒場大阪店へようこそ、いらっさいませー!
こちらのブースをどうぞ。
おおきに!Aはまだ来ていないようだな。
東京在住Aさんが業務を終え東京リモート酒場へ
こんばんは、予約したAです。
リモート酒場東京店へようこそいらっさいませ!
こちらのブースをどうぞ。
よっ!おまたせ、久々だな~♪
久々
とりあえず生いっとくか。
OK!
生一つ
へい!生いっちょう!
生一つ
へい!生いっちょう!
一人暮らしの方も誘ってみましょう
いいな、奥さん旦那さんOKな連中も誘ってみよう!
プルルルル
もしもーし、久々。どした?えっ?2人で飲んでんの?たまたま休日だからOK♪自宅から繋ぐよ♪
久々!ちょっとまって旦那に一応確認する・・・旦那も一緒に飲むって。自宅から繋ぐね。
どうも
オッケー!よろしく。
オッケー!よろしくおねがいします。
オッケー!よろしく♪
カンパーイ!
一部または、全て個室ブースでモニターを設置する店舗が現れ遠距離での飲み会等が一般化されるかもしれない。
自宅では、近所迷惑や、妻に怒られるので自宅では難しくとも、こんなお店があれば気楽に飲める。
エレベーター
何階でしょうか?
12階
12階にセットしました
ウィーーーーーーーーン チンッーッ
12階です。
IoT、AIの発展から考えてみるとエレベーターなどもボタン形式ではなくなるだろう。
動作検知により乗ってきた人を検知、音声での回数操作、アプリケーションによる操作が当たり前になるかもしれない。
このほかにもドローンによる、宅配の実用化で人と人が接しないで済むことが考えられる。
国の指針
生活の変化に伴い政府から新しい生活様式が公言された。
内容は以下の通り。(基本原則を提示するがあくまで具体例とし、各々で工夫をしてください。とのこと)
厚生労働省:新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言(P.9)参照
一人一人の基本的感染対策 |
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感染防止の3つの基本(①身体的距離の確保、②マスクの着用、③手洗い) |
人との間隔は、可能な限り2メートル(最低1メートル)空ける。 |
遊びに行くなら屋内より屋外を選ぶ。 |
会話をする際は、可能な限り真正面を避ける。 |
外出時、屋内にいるときや会話をするときは、症状がなくてもマスクを着用 |
家に帰ったらまず手や顔を洗う。できるだけすぐに着替える、シャワーを浴びる。 |
手洗いは30秒程度かけて水とせっけんで丁寧に洗う(手指消毒薬の使用も可) |
移動に関する感染対策 |
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感染が流行している地域からの移動、感染が流行している地域への移動は控える |
帰省や旅行は控えめに、出張はやむを得ない場合に |
発症したときのため、誰とどこで会ったかをメモにする |
地域の感染状況に注意する |
日常生活を営む上での基本的生活様式 |
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まめに手洗い、手指消毒 |
咳エチケットの徹底 |
こまめに換気 |
身体的距離の確保 |
「3密」の回避(密集、密接、密閉) |
毎朝体温測定、健康チェック。発熱または風邪の症状がある場合は無理せず自宅で療養 |
日常生活の各場面別の生活様式(買い物) |
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通販も利用 |
1人または少人数ですいた時間に |
現金ではなく電子決済の利用 |
計画を立てて素早く済ます |
サンプルなど展示品への接触は控えめに |
レジに並ぶときは、前後にスペース |
日常生活の各場面別の生活様式(公共交通機関の利用) |
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会話は控えめに |
混んでいる時間帯は避ける |
徒歩や自転車も併用する |
日常生活の各場面別の生活様式(娯楽、スポーツなど) |
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公園はすいた時間、場所を選ぶ |
筋トレやヨガは自宅で動画を活用 |
ジョギングは少人数で |
すれ違うときは距離を取るマナー |
予約制を利用してゆったりと |
狭い部屋での長居は無用 |
歌や応援は、十分な距離かオンライン |
日常生活の各場面別の生活様式(食事) |
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持ち帰りや出前、デリバリーも |
屋外空間で気持ちよく |
大皿は避けて、料理は個々に |
対面ではなく横並びで座る |
料理に集中、おしゃべりは控えめに |
お酌、グラスやおちょこの回し飲みは避けて |
日常生活の各場面別の生活様式(冠婚葬祭などの親族行事) |
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多人数での会食は避けて |
発熱や風邪の症状がある場合は参加しない |
働き方の新しいスタイル |
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テレワークやローテーション勤務 |
時差通勤でゆったりと |
オフィスは広々と |
会議はオンライン |
名刺交換はオンライン |
対面での打ち合わせは換気とマスク |
「ウイルスの感染を軽減する新しいライフスタイルを築き、感染した際にはその時の医療現場で対応してもらうように。」
ということだろう。
現在の自粛要請では、あくまで要請であり強制力はない。
県をまたぐ旅行にしろ、大人数でBBQをしても法律で罰せられることはない。
自粛というトンネルに入った時点でなんのリスクも無くそのトンネルから脱出する方法はない。
なぜなら、早期対処の方法が存在しないからだ。
安部首相は、「このまま自粛要請を延期してしまえば、経済及び私たちの生活がままならなくなる」という旨を述べた。
経済を考慮すると自粛を解除するしかない
ということだ。
今後ワクチンが適用されるまで1~2年の期間を要する。
たとえ今回のウイルスに対してワクチンが開発されても、新たなウイルスは必ず出現する。
長期的に考えれば、自然界と共存する私たちの生活においては、鼬(イタチ)ゴッコになるということだ。
根本的なことを考えよう
人間にとって大切なものはたくさんある。
生活するためにはお金が必要だ。
そして、国民の三大義務である『納税』、『労働』、『教育』は経済の要である。
次に家族、友人、恋人などのコミュニティである。
これは精神衛生上プラスにもマイナスにもなりえるが重要なものだ。
人としての愛なくして人は生まれてはこない。
そして、それらの根本にある生命に欠かせない大切なもは食である。
『食』がなくなることは死を意味する。
良質な栄養素は免疫力につながる。
詳細は、以下を参照ください。
新型コロナに学ぶ免疫を高める簡単な食べ物ランキングと感染予防
食が体に与える影響について短期間で明確にわかる方法は以下を参照ください。
※危険なのでマネしないでください。
そして、コロナに感染しないために個人ができる根本的な対策は以下の3つである。
- 衛生管理の徹底
- 非接触によるコミュニケーション
- ★免疫力の向上★
※免疫力の向上については、『新しい生活様式』には含まれていないが、とても重要な点だと思うのでここでは追記している。
(具体例:規則正しい生活、十分な睡眠、適度な運動、適度な日光浴、栄養素を考慮した食事、小まめな水分補給など)
これを新しい生活様式の具体例を参考に実施しコロナのある地球を可視化したとき『出口』ではないかもしれないが、『人の生活』がまた再生されると信じている。
ある程度の免疫を得るためには、潔癖すぎもよくないが、街に出て、普段生活するだけで無意識に多くの菌と触れているので、そこは心配しないでよいだろう。
今は、自粛により世界中で活力が低迷し私たちが思っている以上に苦しんでいる人が本当にたくさんいる事を忘れてはいけない。
それぞれにある根本を精査し正しい知識と行動を心がけて生きていくことが、新しい生活様式の根本なのだ。
結論
このウイルスとはワクチンが開発されても共存するしかないのだ。
共存するには、思考をはたらかせる必要がある。
日本は衛生管理の水準が高いため、手洗いが雑でも世界に比べパンデミックの影響が少なく済んでいるのだろう。
しかし、手洗いうがいを習慣化している人の中で今回のパンデミックが起こる前からその意味を真に理解して行っていた人はどれだけいただろうか。
なぜそのように思うのかというと、私がトイレに行く際に、手をきちんと洗っている人をあまり見かけないからだ。
指先にちょろっと水をつける程度だったり、手を洗わずに出ていく人をしばしば見る。
ただ、なんとなくそういうものだから、ということで行っている人は多いのではないだろうか。
現代社会は、物事の本質をとらえることを放棄していることが多いのではないだろうか。
「お前のせいだ」、「私のせいではない」、いかに責任を逃れるか、何についても細かな責任が問われる時代になったことで、自ら責任を取る人は激減している印象だ。
これは、物事の本質から目をそらすことになるのではないか。
これからAIの時代が台頭する。
経済の回復期間が必要かもしれないが、今回のパンデミックにより、AI、IoT技術は、より身近な存在になってくるだろう。
そして、新型コロナというRNAウイルスの世界各国での研究によりバイオテクノロジー分野の飛躍が起こり得る。
そんな中で、物事の本質から目をそらし、人間の思考を停止してしまうのなら、発展の妨げになってしまうだろう。
人間が他の生物と大きな違いがあるのは、考える力である。
「人間は考える葦である」という言葉をご存じの方は多いだろう。
これは、ブレーズ・パスカルが述べた名言である。
ブレーズ・パスカル
wikipedia
フランスの哲学者、自然哲学者、物理学者、思想家、数学者、キリスト教神学者、発明家、実業家である。
本来の人間の能力を存分に使用しなければならない時代はすぐそこまで来ているのだ。
今のままでは、まずい。国に責任を押し付けても個々は豊かにならない。
個々が自ら考え行動する必要があるのだ。
第五次産業革命の足音は聞こえ始めている。
最後に、この結論が間違っており、早期に効果のある薬が供給され終息することを願う。
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