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ドメイン移管の必要期間と情報を踏まえた具体手順例 | アスログ

ドメイン移管の必要期間と情報を踏まえた具体手順例

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ドメイン移管とは?

レジストラを変更することを言います。
レジストラとは、ドメインを管理している業者、会社。
A社で取得したドメインをB社で管理してもらうようにすること。

ドメイン移管はどんなとき必要?

ドメインを管理しているA社でドメイン管理サービスを終了するとき。
ドメインを取得したが、B社の管理サービスとサーバの方が良いなと感じたときなど。

ドメインを取得した会社のレンタルサーバとDNSを使用していると思います。
その場合、ドメイン移管と同時にサーバも移行する場合があります。

ドメイン移管する前に確認すること

認証キー(AuthCode オースコード)の情報は、分かりますか?

情報が分からない場合、現在のドメイン管理会社でAuthCodeを発行してもらう。レンタルサーバの管理画面から発行できる場合もあります。

※認証キー(AuthCode オースコード)はAuthorization Keyとも呼ばれ、不正なドメイン移管(レジストラ・トランスファー)を防ぐ目的として、ドメインに割り当てられているコード。

トランスファーロックの状態は?

有効(ロックされている)か無効(解除されている)かによって、ドメイン移管の可否が変わります。

この機能は、ロック状態であれば移管できません。トランスファーは移管や引っ越し、変更などを意味します。その意味の通り移管、引っ越し、変更をロックしてますよという状態です。

ロックされている場合、現在のドメイン管理会社でロックを解除してもらってください。

トランスファーロックの確認方法

Google先生に聞くと” whois情報 “などのワードで検索すると情報を確認するサイトがヒットします。
ヒットした任意のサイトにアクセスするとドメインを入力する箇所があるので、そこに自分の所有するドメインを入力し検索する。

ズラーっとドメインの所有者、所有場所、などの詳細情報が表示されます。

以下のようにドメインステータスがOKと表示されていれば、トランスファーロックは解除されている状態です。

 ” Domain Status: ok “

OK以外の表示であれば、ロックされている状態です。既存ドメイン管理会社にロック解除の依頼をしましょう。

取得済ドメインの残有効期限は何日ありますか?

残有効期限が少ない場合、既存のドメイン管理会社で対象ドメインを更新してから、ドメイン移管申請することをおすすめします。

ドメイン有効期限がギリギリだと、申請を受理いただけない場合があるからです。
ドメインの種類にもよりますが、1週間から1ヶ月の期間が必要です。

お客さんの環境をドメイン移管する場合は、既存レンタルサーバの管理画面にログインする情報が必要な場合があります。
DNS(ドメインネームシステム)サーバの変更が必要になるケースがあるからです。

ドメインを取得してからどれくらい経っていますか?

お持ちのドメインは、取得してからどれくらいの期間が立っていますか。
一定期間たっていなければ、移管申請が受理されない場合があります。
取得してから大体1ヶ月ほどの期間が立っている必要があります。

実際の手順と流れ例

田中さんが、既存ドメイン管理業者OLD社から、新管理業者NEW社にドメイン移管する設定。

  1. 田中さん:「ドメイン移管する前に確認すること」を実施
  2. 田中さん:OLD社に移管準備(ロック解除など)を依頼
  3. OLD社:準備ができた
  4. 田中さん:移管先のNEW社に移管申請
  5. NEW社:田中さんに移管申請の承認と請求額の連絡を送る
  6. 田中さん:請求額を支払う
  7. NEW社:田中さんの支払い確認後、レジストリに申請
  8. レジストリ:OLD社に移管申請
  9. 田中さん:OLD社へ移管の承認(不要な場合もある)
  10. レジストリ:OLD社へ移管完了の連絡をする
  11. NEW社:田中さんへ移管完了の連絡をする

※レジストリは、登録ドメイン名のデータベースを維持管理する機関で、トップレベルドメイン毎に1つのみ存在する。ドメイン管理の最上位機関。

ドメイン、サーバ同時移管手順例

  1. 新規サーバ契約
  2. 新サーバに必要な設定を実施、設定完了
  3. 新サーバにホームページデータなど必要な情報をアップロード
  4. 新サーバにメールアカウント設定など実施
  5. ドメインのネームサーバ変更
  6. ドメイン移管申請

※手順 5 と 6 は、ドメインサービス終了間際などの状況により前後します。
 ドメイン移管中は、ネームサーバの変更はできなくなります。

ドメイン移管後ネームサーバを移管する場合

ドメイン移管後は、ネームサーバの情報も引き継いで移管される。
そのため、移管先である新管理会社のサーバ管理画面でネームサーバの変更を行う。

ネームサーバを変更後ドメイン移管する場合

ネームサーバを先に変更する場合、ドメインは既存管理会社に存在するので既存管理会社のサーバ管理画面でネームサーバを新サーバに変更する。

ネームサーバの変更、ドメインの移管順序を誤ると、メールが受信できなくなったり、ドメインを消失してしまったりといった問題が発生します。
ドメイン移管、ネームサーバ変更は、完了するまでの間メールやホームページが不安定になります。

ドメイン移管完了までの期間:数週間
DNSサーバ移行完了までの期間:最大3日ほど

最大で数週間の間、旧サーバの情報を表示したり、新サーバの情報を表示したりメールが新サーバに受信されたり、旧サーバに受信されたりします。
そのため、通常は、完全に移管(安定する)できるまで、新サーバと旧サーバで1ヶ月ほど並行運用期間を設けるものです。

お客さんの依頼で緊急時、期限間近の時各業者に確認する時には、チェックリストを用いるとよいです。

チェックリスト例

既存ドメイン管理業者に確認すること

□ドメイン移管したいが、移管は、そちらでやってくれる?
□やってくれるなら、申請方法確認
□やってくれないなら、ドメイン移管に必要な作業(Whoisプロテクト,ドメインプロテクトの解除)の依頼、または、申請
□各作業の必要日数
□サービス終了までX日を切っているが、終了後も猶予期間はない?
□移管先で移管申請すれば良い?
□サービス終了間際で移管できなければ顧客業務停止になる可能性があり大至急対応してほしい旨など伝える。
□移管先に移管申請して良い状態になったら至急連絡希望の旨伝える。

お客さんに確認すること

□移管(ネームサーバ変更など)に必要な情報を聞く(管理パネルログイン情報など)

移管先の新ドメイン管理業者に確認と実施すること

□既存管理会社から申請オッケーもらえたら移管申請実施。
□移管申請後即連絡、受付にドメイン移管大至急依頼の旨お伝え(申請IDやアカウントIDなど必要情報)
□既存管理業者のサービス終了間近でドメインが使用できなくなる旨などお伝え

※1例なので、他思い当たることや不要なものは適宜、追加、削除してください。

移管方法や移管期間は各業者により異なります。そのため移管を実施する際は、各業者のホームページから手順、期間などの情報を確認しましょう。不明点がある場合は、各業者へ電話連絡して直接確認することをおすすめします。

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