お家で過ごす山岳小説と漫画のおすすめ

自粛中で家で過ごしている方も多いのではないでしょうか。

テレビ、映画、Youtubeなど家で楽しめるものはたくさんあります。

そんな中今回は、おすすめの山岳系の小説と漫画の感想を記載します。

山岳家の書籍は、生き方を考えさせられるものが多い印象です。
そのため、山好きな方以外にもおすすめです。

気になったものがありましたら、自粛の機会に読んでみてください。

※感想内容には一部ネタバレの可能性もあるのでご注意ください。

小説

孤高の人(上)

青年時代から始まり、出会った人達、去った者たち。
現実にあり得る人間模様が描かれている。 仲間に連れられ偉人に会いに 加藤文太郎は、不器用だ。
でも極太の強い信念がある。 彼の最大級の笑顔は、なんとも言えない複雑な表情を思い浮かべる。
実際に山で会っていたら、彼にどんな反応をしていただろう。 理解者ばかりでは、孤高は無かったかもしれない。
不器用だから、孤高に生きる術を身につけたのだろうか。
地図遊びは、参考になる。試してみよう。 神戸の山々を縦走したいと思った。
彼を中心に神戸観光も面白そうだ。

孤高の人(下)

あとがきまで読むことをおすすめします。
宮村ー！虚栄心。喜怒哀楽。人間味があって嫌いではないが・・・チクショー。
加藤文太郎氏・・・なんでだよ。
古き良き時代の気遣いが感じされるシーンが多々ある。
時、場合によるかも知れないが、意志を伝えることの重要性を感じる。
氏の意識変化、責任感、優れた人間性。氏の人生が濃密に書かれている。
悔やまれる。

漫画

孤高の人(全17巻)

読み終わって新田次郎氏が原作だと知った。
人は簡単に裏切る。最終的に信じられるのは己のみ。
でも、1人だけでは生きていけないのかも。
理不尽なこと、つまらないことに巻き込まれたり、自己中心的な言動や行動、人間の性が詰まっている。
「山へ登ろっ」と思わせてくれる。

神々の頂(全5巻)

実際にその場になると、考えていたり発言していたこととは異なる行動をとってしまう。
拭いきれない後悔、怒りとの向き合い。弱さ。全てをかけて目指すもの。
それぞれの役割。それぞれの思い。

こちらは、岡田准一さん、阿部寛さん主演で映画化もされており、そちらもおすすめです。

岳(全18巻)

読みだすと止まらない。登場人物の心情変化やドラマに感動する。
主人公の三歩の人柄に惹かれる。山の楽しみ方や接し方。救助活動の内容がリアルに描かれている。
これから登山をされる方にもおすすめ。漫画ではあるが、山の理解を深められる。
三歩みたいな上司がいたら良いなと思ってしまう。

小栗旬さん、長澤まさみさん主演で映画化されており、そちらもおすすめです。