厚生労働省は2月28日にPCR検査の保険適用の方針を示した。
早ければ3月第1週半ばにも適用する方針だ。
自己負担額は、公費でまかなうように調整中とのことなので実現すれば、実質無料になる。
すでに検査された方の料金も ” なし ” にするのだろうか。という疑問が出てくるがここでは置いておこう。
PCR検査の料金
料金は、以下で調整予定。
18,000円 ~ 1,350円
料金に幅があるのは、保険や収入で負担額が異なるためです。
上の料金は、全額負担の料金と1割負担の料金を記載しています。
また、検査の方法でも料金は変わってきます。
検査方法は、外部委託と院内検査に分けられます。
方法 | 検査機関 | 保険点数 |
外部へ委託 | 民間検査会社など | 1800点 |
院内で検査 | 国立感染症研究所や大学病院など | 1350点 |
外部へ委託する場合
1800点(18,000円~1,800円)
院内で検査する場合
1350点(13,500~1,350円)
自分の保険が3割負担の場合
例1( 外部へ委託 )
民間検査会社など外部へ委託した場合、以下の計算になります。
医療費全額に3割をかけた5,400円が患者の負担になる。
残りの7割は、加入している健康保険組合から医療機関に支払われます。
1800点×10円=18,000円
18,000円×3割(0.3)=5,400円
例2( 院内で検査 )
国立感染症研究所や大学病院など院内で検査した場合、以下の計算になります。
医療費全額に3割をかけた4,050円が患者の負担になる。
残りの7割は、加入している健康保険組合から医療機関に支払われます。
1350点×10円=13,500円
13,500円×3割(0.3)=4,050円
※ここに記載の料金は例です。その他初診料、受診料などが加わると思いますのでその点をご了承ください。
保険点数って
診療行為は、その行為ひとつひとつに保険点数が定められています。(全国一律)
1点を10円で計算する。
患者の負担割合
患者の自己負担割合は、加入している保険の種類や年齢、収入などによって異なります。一般的にはだいたい以下のようになります。
年齢 | 負担割合 |
75歳以上 | 1割 |
70歳~74歳 | 2割 |
6歳~69歳 | 3割 |
5歳以下 | 2割 |
※70歳以上の方でも現役並みに収入がある場合は3割負担
簡易検査の確立はいつ頃
安倍首相は2月29日に「3月中の利用開始を目指す」と述べている。
簡易検査の所要時間は、15分程度を想定しており、大幅な時間短縮が期待される。
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