GoToトラベルキャンペーンが開始されて2ヶ月が経とうとしている。
現状の感染者推移と死亡者の推移を確認してみる。
感染者数だけ見ると第2波と言ってよいだろう。死亡者数も第2波と言ってよいと思える増加傾向だ。
死亡者(オレンジの線)は、減少してから8/5頃まで低い状態を維持していた。
これは、ウイルスが弱まったなどの声も聞こえているがその根拠が示されていない。
やはりといったところだが、8/6以降死亡者が増加してきた。
次に年代別の感染者推移を見てみる。
グラフからは、最近の感染者は若年層の感染者がほとんどを占めていたことが明確にわかる。
何が考えられるかというと、現在は、若年層の感染者割合が多いために死亡者が少ない状態と考えられる。
この考えは、8/6以降の感染者年代別推移と、死亡者数推移を確認すると、間違っていなかったことが分かると思う。
次に高齢者の感染者推移を見てみる。
徐々にではあるが、高齢者の感染者が増加してきていることがうかがえる。
8月5日以降から高齢者感染者の増加も目に見てわかるほどになった。
最後に高齢者感染者と死亡者の推移を照らしてみる。
以前以下のように記載したが、それが現実のものになってきた。
”ウイルスの毒素が弱まっていることを完全には否定できないので明確には言えないが、このまま高齢者の感染者が増えていけば、高い確率で死亡者も増加することが予測できる。”
重症者も増加傾向にある。(グラフ未完成の為ネットで検索してみてください。)
感染者数については、現在の報道では過去最高数の更新が頻繁に報道されているが、検査対象や件数が4〜5月とは異なるので比較対象としては相応しくない。
その為、おそらくでしか言えないが、4月5月頃も同様に無症状者や夜の街を重点的に検査して、検査数も同等であれば、感染者数は現在と同等だったと推測できる。
老後の人生を楽しむためにも、重症者増加による医療崩壊を防ぐためにも、高齢者の方が密な場所への不要不急の外出を控えることで現状で抑えられる確率は高い。
既存感染者の重症化、既存重症者を考慮するとこれから重症者と死亡者は、一時的に増えるだろう。しかし、重症化、死亡リスクの高い年代の不要不急の外出を控えることで、それをピークとし重症者と死亡者は減少すると考えられる。
なぜなら、新型コロナの死亡者の8割が70代以上の高齢者の方だからだ。
感染者については、高齢者の方だけの自粛では、増加し続けるが、いずれピークアウトを迎える。
しかし、後遺症を考えた場合、若年層、中年層にも大きなリスクがある。
ピークアウト後、一時的に落ち着くがウイルスが進化し再び蔓延することが予測できる。
コロナが進化しなくとも、感染後にできた抗体が3ヶ月程でほとんど消滅してしまうという報告を考慮するとまだまだ長い付き合いになる。
中途半端な対策ではなく、やるなら短期決戦で厳しく対策しなければ、感染者増加⇒医療崩壊⇒死亡者増加の流れは止められないだろう。
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