スーパーや百均に買い物に行きレジでビニール袋のサイズの選択を迫られる難易度の高いクイズが出題される。
だいたい特大と回答する。
そして、不正解で赤っ恥をかく。
これは、私だけなのだろうか。
選んで渡され購入したものを入れるためにビニール袋を広げると「んっ!?」となる。
こりゃ大きいなと思いつつも「やっぱり、1つ小さいサイズのものに変更して」とも言いずらいのでそのまま購入したものを入れる。
やっぱり大きい・・・。
想像以上に大きく引きずってしまうものも存在する。
そして、そこが擦れたビニール袋から商品が落ちていく。
私の買い物帰りの道中には目印がつくようになった。
それに学んで、次は小さいサイズを選んでみる。
「あれっ!?」
何これちっさ!これじゃ入らなくない?と思いつつやはり「もう1つ大きいサイズに変更して」と言えない。
仕方なく、そのちっさなビニール袋にパンパンに詰め込む。
今にも破れそうだ。とおもいつつ店を出る。
最近、買い物帰りの持ち物が凄く大きかったり小さくパンパンで不格好になった気がする。
そして、パンパンなビニール袋は、少し壁に擦れた時に破れる。
商品は、ポトポト落ちていく。
やはり、私の買い物帰りの道中には目印がつく。
その目印のせいだろうか、人につけられることが多くなった。
つけてくる人の気配から、足を速める。
つけてくる人も足を速める。
私は、更に足を速める。
ついてくる人も更に足を速める。
そして、声が聞こえる「あのー!すみません!」
なんだ!?ナンパか?と思いつつ振り返ると商品を手にもって「コレ、落ちてましたよ」
つけてきた方は、いくつかの商品を持っていた。
!?「すみません、ありがとうございます!」と伝える。
そして、つけてきた方は、後ろを指さす。
拾いきれなかった様で、後ろには何かがポツポツとある。
もう一度お礼を言い、その目印を拾いつつ歩んできた帰路を戻るのだった。
中、大、特大のサイズ感が分からない。
どれくらいの買い物をしたら、どのビニール袋が最適なのか。
普段レジの店員がくれていたサイズはどれなのだ。
おそらく、大を複数渡してくれていたのだと思う。
特大は、よほどの買い物出ない限り不要な気がする。
店員も、教えてくれればよいのにと思ってしまうのは贅沢なのだろうか。
レジ打ち店員1年生になった気分だ。
たまに、コンビニやスーパーのレジ打ちの方が出してくれるビニール袋があからさまに大きかったり、小さかったりして苦笑していたが、少し申し訳ない気持ちになる。
ビニール袋のサイズなんて意識していないから、自分でどれくらいのサイズかななど考えたこともなかった。
せいぜい、渡してもらった後に、サイズ感合っていなくないかと思うくらいだった。
自分で考えることをしていなかったことを痛感している。
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