2020年7月アフリカ南部ボツワナのオカバンゴ湿地帯でゾウの大量死が確認された。
5月~7月の3ヶ月の間にかけて死んだと推測されている。
ゾウの性別や、年齢にかかわらず死んでいる。
アフリカでは、象牙が高額で取引されるので密猟が横行している。
しかし、今回死んでいるゾウには、いずれも牙が残っていることから、密猟が原因ではないとされている。
ゾウが足を引きずって歩いたり、クルクル回ったりと、異常な動きをしているゾウの目撃が発生しており、何かしら脳機能へ影響を与える毒素が発生していることが考えられるが、原因は不明の状態。
2019年にも100頭ものゾウが死んでいるが、その時には、炭そ菌が原因とされたが、今回は炭そ菌によるものではないとされている。
死因の調査のため、南アフリカとアメリカにサンプルが送られた。
2020年7月10日、死因調査のためにジンバブエに送られていたサンプルの調査結果が到着した。
公表は、翌週とのことで7月20日以降に何らかの情報が開示される見込み。
政府の野生生物保護当局は9月21日、毒素を生成するシアノバクテリア(藍色細菌)が水飲み場で繁殖していたことが原因だったと発表した。
一部の専門家は、この発表に納得していないようだ。
ゾウの安息地
- アフリカ東部(ケニア、タンザニア、ウガンダ)
- アフリカ南部(南アフリカ、ボツワナ、ナミビア、ジンバブエ、ザンビア、モザンビーク)
- アフリカ中央部(コンゴ民主共和国、コンゴ、ガボン、赤道ギニア、中央アフリカ、カメルーン)
今回の大量死したゾウは、アフリカ南部ボツワナということなのでサバンナゾウだと思います。
アフリカゾウは、2種類います。
主にアフリカ南部、東部に生息しているサバンナゾウ。
主にアフリカ中央部に生息しているマルミミゾウ。
どちらのゾウも生態系に大きな役割を担っています。
近年、日本でも異常気象が続いており、今回の毒素の発生も地球温暖化によるものなのかもしれない。
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