女性アパレルブランドの CECIL McBEE(セシルマクビー)が2020年11月までに全店を順次閉店することを発表した。
セシルは、株式会社ジャパンイマジネーションが展開するファッションブランドの1つである。
- CECIL McBEE
- CECILCAUSE
- Ank Rouge
- Jamie
- エーエヌケー
- BE RADIANCE
- Fabulous Angela
- a.g.plus
- sophila
- CACHEC
- Rumor.s
1996~2000年代のセクシーカジュアルブームを担った日本のファッションを牽引してきたギャルブランドの代表格だ。
若い女性から圧倒的な支持を受け、渋谷109のトップブランドだった。
歌手の浜崎あゆみが好んで着用していたことも有名な話だ。
女性なら知らない人はいないほどの有名ブランドに何があったのか。
新型コロナの影響なのか
新型コロナの影響だけではない様だ。
コロナの流行が来る前から経営状況は落ち込み気味で好調期の余力で行っていたようだ。
時代毎に流行は異なる。
ファッションにおいては、その傾向が顕著だ。
流行のファッションは、日進月歩で進化している。
昨年はやったものは、既に古いモノとなっているケースも少なくない。
事件
セシルマクビー事件
ジャズミュージシャンのセシル・マクビーが同名での商標権の無効を求めて起こした審判請求事件がある。
裁判では、ミュージシャンの本名がセシル・リロイ・マクビーであり、その略称が「セシルマクビー」というのは、ジャズ界では有名だが、その範囲を超えて有名ではないとして、原告の訴えを棄却した。
外国人労働者事件
2017年12月12日 「日経スペシャル ガイアの夜明け」で岐阜県の繊維工場で外国人技能実習生を毎日ほとんど休みなく8:00~深夜24:00まで最低賃金を下回る自給400円で働かせていることを報じた。
番組では、具体的な社名は出されなかったが、SNS等によりその会社が特定された。
それが、株式会社ジャパンイマジネーションだった。
この事実を、岐阜一般労働組合とテレビ番組を通じてはじめてこの問題を知った会社は、事実を認め、当該工場への委託業務を取りやめ、該当の商品生産を終了した。
木村会長は再構築と述べる
時代の終わりはずっと前から感じていたとしている。
アパレルブランドは、時代対応業であることを認識していながら、それを体現できなかったとしている。
引き金は、新型のコロナ影響のようだ。
サングラスや水着などのライセンス管理はセシルの商標で引き続き行う方針だ。
歴史の長い有名ブランドということもあり、事業譲渡ということで新しいセシルをやらせてほしいという声も出ている。
木村会長自身が行うことはなさそうだが、将来的にはその可能性はあるとしている。
他のあっぱれるブランドでも、セシルほどの閉店数はないが、数十店舗などの閉店の話は上がっているようで、新型コロナの与える経済ダメージは大きい。
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