新型コロナの特効薬となりうる研究成果が豪モナッシュ大学とピーター・度ハーティー感染免疫研究所により発表された。
イベルメクチンは、既存の寄生虫治療薬で、2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した北里大学の大村智特別榮譽教授が発表した新種の放線菌「ストレプトマイセス・アベルメクチニウス」が生産する物質を元にMSD(メルク・シャープ・アンド・ドーム)により創薬された。
この既存寄生虫治療薬を試験管内のウイルスに一回投与したところ、48時間以内にウイルスのRNAが99.98%減少し増殖しなくなったと発表している。
商品名
ストロメクトール(錠3mg)
分類
駆虫薬
寄生虫による感染症の治療に使用する薬。
寄生虫(糞線虫など)を含む無脊椎動物の神経・筋細胞に作用し、麻痺をおこして死にいたらせる。
効能・効果
- 腸管糞線虫症(ちょうかんふんせんちゅうしょう)
- 疥癬(かいせん)
副作用について
この薬において重大な副作用も存在するが、致命的な副反応はほとんど見られないために、臨床上大変有用な薬物であるとされている。
薬の詳細情報
ストロメクトール錠3mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)|日経メディカル処方薬事典
ストロメクトール錠3mg(一般名:イベルメクチン錠)の薬効分類・副作用・添付文書・薬価などを掲載しています。「処方薬事典」は日経メディカルが運営する医療・医薬関係者向け医薬品検索データベースです。
使用上の注意喚起レベル
薬の詳細情報には、妊婦、産婦が相対注意、高齢者が注意となっている。
また、病気や症状により、使用禁止、慎重投与、注意のものが記載されている。
既に存在しており、使用もされている薬品のため、早期に認められ多くの方に処方可能であることを願う。
しかし、人体での治験を行っていない以上まだ時間はかかるのだろう。
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