初戴冠の色紙を持ち記者の写真リクエストに応える藤井棋聖。
杉本師匠からの「おめでとう」の声と共に花束贈呈。
2人そろって記者たちの写真リクエストに笑顔で応える。
初タイトル取得の気持ち
まだ実感がないですけども、とてもうれしく思っています。
タイトルホルダーとしてしっかりした将棋を見せなければという気持ちである旨を述べた。
勉強になったことが多かった、自分自身成長できたかなと思っています。
最年少記録に関しては意識することは無かった。
獲得できたのはうれしい思いです。
コロナの影響で2ヶ月ほど対局できなかった点について
自分自身の将棋を見つめなおすことができたのは、よかったのかと思います。
AIをどのように活用している?
ソフトの読み筋や評価値を照らし合わせて使用することが多いです。
家族の方々への報告は?
自分から結果を報告するということは無いんですけど、対局はいつも見てくれているので今回の結果が出てよかったと思います。
師匠へ
入門からずっとお世話になってきたので恩を返せてよかったと思います。
勝負飯について
特に意識していることは無いのですが、味噌煮込みうどんは愛知県の名物ということもあるので、それを食べて良い結果を出せたのはよかったと思います。
より一層の精進が必要かなと思います。これからもファンの方に楽しんでみていただける将棋をさせるように頑張っていかなければなと思います。
コンディションは?
良い状態で対局に臨めたと思います。
人間、騎士の持つ可能性について
将棋ソフトとの対局は大きな話題となりましたけど、共存という時代に入ったのかと思います。
ソフトを活用することで自分自身が成長することができるのかな、見ていただける方にも楽しみにしていただければと思います。
少年時代振り返って具体的に
現状の課題を見つけて、それを改善するという形でやっていました。
次は何で驚かせてくれますか?
更に実力を高めて、よりよい将棋をお見せできればと思っており、さらに活躍できればと思っています。
杉本師匠
タイトルは騎士にとって夢でありすべての騎士の目標。
私の師匠にタイトルを持ち帰ることが目標だった。
弟子が持ち帰ってくれた。
まとめ
藤井聡太棋聖は、今後も自身が成長し、見ている方に楽しんでいただける将棋をできればと一貫している。
彼の強さは、その一貫性と、ブレないところにあるのかもしれない。
幼少期は、目の前の課題を一つ一つ解決してきたと述べている。
冷静に課題を見出し、一つ一つ解決することは、言葉でいうのは簡単だ。
しかし、私を含め多くの方ができていないのではないだろうか。
何かの物事に惑わされたり、一喜一憂せずにコンスタントに一つ一つ課題を解決することは、思っている以上に難しい。
記録などは意識していなかったという点も重要だ。
普通なら、記録を意識して力んだりしてしまうところで、彼は平常の状態をキープしているのだろう。
その平常心こそ、強さの秘密かもしれない。
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