イタリアで中国を超えるパンデミックが発生している中、明確に感染防止策に成功している国がある。
台湾である。
感染者:169人
死亡者:2人
回復者:28人
※2020年3月23日時点
台湾では、学校投稿時に、校門でサーモグラフィー検査で体温測定を行う。
37.5度以上ある場合は、その場で、帰宅してもらう。
サーモグラフィー検査で問題のなかった生徒は、学校内に入り授業を受けるのだが、その授業を受ける前に再度サーモグラフィー検査を実施する。
そこで、37.5度以上の熱が確認された場合、一旦保健室で待機となる。
そのほか、生徒や先生に感染者が発生し場合の明確な基準を設けた。
感染者が1人発生した場合、学級閉鎖。
感染者が2人以上発生した場合、休校。
パンデミックが起きた際のためにオンライン授業システムも確立されている。
中央感染症指揮センターの陳時中氏は、市民との信頼関係が大切だと述べている。
ウイルスとの闘いで肝心なのは、市民の気持ちを一致団結させることだとも述べている。
そのためには、徹底した情報開示を行い、市民の不安を取り除くために、質疑応答にも多くの時間を割いている。
マスクなどの購入数も具体的に定められている。
大人:3枚/週
子供:5枚/週
健康保険証に購入した履歴が残る仕組みで、徹底的に対応している。
健康保険証を専用の装置に挿すとこれまでの1週間の購入履歴が見れるのだ。
その他、多忙などにより中々、マスクを外で購入できない人用に、アプリを開発した。
これは、アプリから、申し込みすれば、近場のコンビニで受け取り可能になるというものだ。
まとめ
徹底した、感染予防管理、対策、事前準備により、現在の状況が実現できているのだろう。
ウイルスとの闘いには市民の気持ちを一致団結させることが肝心というのは、とても納得できる。
団結して、共通認識により行動すれば、対策や、行動規範も共通され、感染リスクを下げることは可能だと考えるため。
市民の信頼を得るために情報開示を徹底するということは、一見簡単そうだが、とても難しいことだと思う。
企業にしても、国会にしても、開示していない情報が山ほどあるだろう。
それにより、何人もの人が自殺に追い込まれたりしている。
今回の新型コロナウイルスに関しては、情報開示が徹底されていることを祈る。
そして、今後、ウイルスとは関係なく、改ざん等なく、必要な情報は開示されるようになることを祈る。
コメント