ユニバーサルスタジオへ向かう途中に金色の大きなポール上の建物を見たことがある方も多いと思います。
良くユニバーサルスタジオと間違えられます。
その立派な建物の正体は、ごみ処理場です。
舞洲工場
フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー氏の作品で彼は、自然を愛した芸術家。
「自然界に直線は存在しない。同じものも存在しない。」と言っており、そのこだわりは、建物にも反映されている。なるべく直線がないようにデザインされ、柱や窓なども一つ一つ異なっている。
また、彼は以下のようにも言っています。「建物を建てる時は、自然を破壊する。建て終わったら、出来るだけ植物を植えなさい。」
一見派手にみえる建物は、自然との共存と真逆に見えるが、深い部分で自然を尊重しているのだ。
職人泣かせの曲線
舞洲工場は作者の意思を汲み、いたるところで曲線が存在する。
その曲線を多用しているデザインは、職人泣かせらしい。
一直線であれば、シンプルで加工も簡単だが、曲線となると、手作業になってしまうだろう。
所々にある金の玉は、一つ100万円ほどする。
総製作費用600億弱。
当時
当時、工事のある埋立地をオリンピックの選手村としてスポーツ施設の拠点にすることを考え、目を惹くデザインにした。
しかし、なぜこんなにお金かけてるんや!とブーイングも凄かったようだ。
そのため、工場員の賃金は、大きく下がった。
現在
築18年
東日本大震災の瓦礫処理にも貢献している。
天井に降った雨水を地下に貯め、使用している。
一つのタービンによる自家発電で運営している。
夜間点灯は、現在実施しておらず、余った電力は売却しており1億円を生み出している。
諸経費により、儲かっているわけではないようだ。
有害物質は殆ど排除し煙を出しているので煙突からの煙は目視できない。
現在、ごみ処理場で煙が目視できないのは主流。
見学した感想
工場院の方が丁寧に解説してくれる。
工場内の設備も普段見ることのできない大きなクレーンを実際に動いているところを見れたりととても楽しめます。
工場建設前の実際のデザインがも飾ってある。その価値ははかりしれない。一見の価値あり。
無料見学申し込み
見学には事前予約が必要です。
予約に関する電話は、平日のみ取り合ってくれます。
以下のURLからアクセスしてスケジュールの「空き」表示をクリックすると入力フォーマットにすすめます。2週間~3週間前に予約が必要です。
コメント