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【全文・質疑応答含む】戦後初の甲子園中止その理由と高野連会見 | アスログ

【全文・質疑応答含む】戦後初の甲子園中止その理由と高野連会見

時事

第102回全国高等学校野球選手権大会開催可否について報告

本日、理事会おきまして第65回全国高等学校軟式選手権大会の開催につきましては中止が決定いたしましたので付け加えさせていただきます。(事務局オグラさん)

渡辺大会会長

新型コロナウイルスの感染拡大によりまして世界規模で健康や経済への影響が深刻になっております。

新型コロナウイルスの感染によって亡くなった方に心よりお悔やみ申し上げます。
全ての方の回復と一刻も早い終息をお祈り申し上げます。

第102回全国高等学校野球選手権大会中止を決定しました。

日本高野連の理事会で承認をいただきました。

感染拡大を防ぎ選手や関係者、お客様安全と健康を守るには、6月下旬から8月初めに予定しておりました49都道府県の地方大会8月10日に阪神甲子園球場で開幕を予定しておりました全国大会共に中止せざる終えないと判断いたしました。

中止理由について

渡辺大会会長

およそ3,800校が参加をし6月下旬から8月初めにかけて全国およそ250の球場で開催される地方大会の感染リスクを完全な形で抑えるのは極めて難しいということがあげられます。

休校や、部活動の停止などの措置が長期間に及んでおりまして練習が十分でない選手のけがなどが増えていくことが予想されているところです。

運営を担われる役員や審判委員はボランティアであり、公務や、社会的なインフラを支える様々な仕事についております。
コロナウイルスの終息が完全に見えない中では、十分にご協力いただきそれを確保することができないということが予想されるうえ、治療や感染防止などに従事されている医療スタッフの方々に例年通り球場に常駐をお願いするということも難しい。
公的施設の使用制限で、使用球場が限られるということも否定できません。

授業時間の確保のために夏休みを短縮し、登校日や授業時間を増やす動きもある中で、地方大会の開催は学業の支障になりかねない。

全国大会につきましては、無観客試合にすることや、選手が一堂に会するような抽選会、甲子園練習、開会式などをすべて取りやめ、検温や消毒の徹底といった感染対策を十分に施して何とか開催できないものか検討してまいりました。

しかしながら、開催期間は2週間以上に及ぶこと、また、代表校が全国の都道府県から長時間をかけて移動してきて宿泊するということ。また、集団で宿泊してそしてまた、地元に帰っていくということなどを考慮すると感染と拡散のリスクは避けられないのではないかという結論に至りました。

全国の球児の皆さん、晴れの大舞台を目指して皆さんの夢を断ってしまうことになって、私自身、大変無念でもあります。

球児を支えてこられたご家族監督や、学校関係者、そして球場での熱戦を心待ちにされていた高校野球ファン皆様の期待お応えできなかったことについても心苦しく、残念に思っている所です。

高校野球生活最後の夏を迎える3年生のためにも集大成の場となる試合の機会をなんとか設けることができないかギリギリまで検討してまいりましたが、感染拡大防止の取り組みが長期化し、感染の第2波、第3波への警戒を指摘する専門家もいる中で、選手や、関係者安全を最優先考えた判断でごさいます。

どうぞご理解を頂ければと思います。

第102回大会は中止になりますが高校野球はこれからも続きます

夢の舞台を目指して続けてきた努力は、これからの人生を生きていく中で大きな力になると思います。

晴れて、練習、試合ができる状況が訪れた際には、全国の高校野球ファンの皆様にはこれまでと変わらぬご声援ををお願いできればと思います。

各地で今年の部活動の集大成の場をつくりたいという動きもでております。

朝日新聞社は、日本高校野球連盟と共に引き続き高校野球を支え、野球に取り組む選手たちの夢と共に歩みを進めてまいります。

どうぞよろしくお願いいたします。

八田野球連盟会長・大会副会長

硬式軟式を問わずグラウンドで白球を追う毎日を過ごされてきたわが国の球児は、15万人を超えております。

球児の共通の夢は全国の仲間と競い合う選手権大会出場だと思います。

この夢の実現に手を差し伸べ、球児の成長に貢献することが高校野球を教育の一環ととらえる高野連の使命です。

その球児の皆さんに今日は、苦渋の決断を伝えるという悲しい日となりました。

春の選抜大会に続き、夏の選手権大会、この開催中止を伝えることはまさしく断腸の思いです。

高校野球を教育の一環とする限り、球児の心身の健全な発育と安全の確保最優先課題です。

新型コロナウイルス感染症により、これが担保されている情勢にはありません

しかも、練習活動には地域差があり、満足に練習できるチーム、できないチーム、全国の部員ベストコンディションかつフェアな条件で試合に臨めるとは言い難い状況になりました。

今回の開催中止は、球児ばかりでなく、高校野球をこよなく愛してこられた方々にとっても痛恨の極みと思います。

多くの方々の「やはり中止か」という悲嘆の言葉が耳に届きそうです。

特に3年生部員にとっては暗くなるまでチームメイトと練習に励んだ部活動の集大成の場がなくなってしまいます。

選手権大会出場というモチベーションをなくし心が折れる思いかもしれません。

ここで、球児の皆さんに日本高野連を代表して一言申し添えておきたいことがあります。

皆さんが大会出場を目指した球児という栄冠は永遠に輝いています。

これまでの練習や試合で身につけた自信と誇りを胸に新たな第一歩を踏み出してください。

かつて一世を風靡(ふうび)したアメリカのプロテストソングにWe Shall Overcome ~ 勝利をわれら ~』にという歌がありました。

新型コロナウイルスに人類が打ち勝つこと、そして皆さんが自らの心の揺らぎに打ち勝ち明日に向かって挑戦されることを高野連会長は信じております。

質疑応答

産経新聞記者

まず今回の中止ですが、先ほども少しお話しいただきましたが、あたらためてのお気持ちとまた、中止に至るまでにこの運営委員会ではどのような議論がなされたのか、時間人数なども含めてお伺いします。

また、地方大会が中止ということですが最も重視した点はどういったことなのかお聞かせください。

渡辺大会会長

なによりも選手球児たちの安全ということと、関係者含めて安全に運営できるかということをまずは考えるわけであります。
そうゆう中で全国高等学校野球選手権大会というのは、まさに選手権大会ということでありまして原則的に全国大会と地方大会で構成される1つの大会という風に考えております。

ということは、選手権大会の大会要項では、地方大会の1回戦から全国大会の決勝まですべてトーナメント方式で実施していくということになっております。

開催できない地方大会ということが見込まれますとですね、これ自体大会全体が成り立たなくなるということがあります。

49の代表校がそろう見通しが立つのかどうかということが大変注目をされるということであります。

感染者の数が少なくなり、緊急事態宣言が解除されたりということもありまして全国的に言えばまだら模様になってくるわけですけれども、しかし、それでもなおやっぱり感染者が出るところがあれば出来ないかもしれないというところがある。そういうところについてどう考えるかということがあったという風に思います。

そのうえでなんとかやれないかということで、様々な想定をして先ほど申し上げたように無観客でやる、開会式を取りやめる、抽選会を代理でやる、甲子園練習をやめる

そういうことをすれば全国大会については、滞在期間を減らすなんてこともできるかもしれない。

それでもやはり、地方大会は早いところは6月から始まりますので、全国を見渡した時にやはり全部の地区で安全に実施していくことは極めて難しいという判断をせざる終えなかったということでございます。

八田野球連会長・大会副会長

経緯に関しては会長が述べましたので、高野連会長としての今の思いを述べさせていただければと思います。

やはりわたくし先ほど述べましたように、高野連とは教育の一環である、球児の心身の健全な発育、あるいは安全、これを第一に考える。

確かにいろいろな方々から、あるいは球児も含めて関係者の方々からなんとか開催できないかという声も届いておりました。

ただ、最終的な決断は、教育の一環である。これの私たちの持っているこの理念。これに照らし合わせると残念ながら開催中止という選択をせざる終えなかった。ということで本当に悔しい思いなのですが、やはり、球児の安全、安心、これに最大限配慮した、その苦渋の決断だということをわかっていただけたらと、そのように考えております。

読売新聞記者

代替企画が行われるが、全てはできないのではないでしょうか。
ある県は出来てある県は出来ない、その可否県についてどう思われますか?

八田野球連会長・大会副会長

第102回硬式野球大会、軟式含むすべての地方大会あるいは全国中止となりました。

ただ、コロナの影響がどのようなものか終息どこまでするのか不確かです。

高野連としては、地方のそれぞれの高野連がどのような判断をするか
これは自主的なご判断にお任せするというように考えております。

日本高野連としてどのような方向ということを打ち出しているわけではございません。自主的な判断にお任せするこれは、私たちの基本的な姿勢でございます。

NHK記者

当初無観客でも開催したいという方針があったと思いますが、どういった内容で難しいのでしょうか?
判断の時期はいつ頃なのでしょうか?

八田野球連会長・大会副会長

当初無観客でという方針自体を打ち出しているわけではなく。
各都道府県との情報交換をさせていただきました。
その時には、何かそのようなご相談もあったかもわかりません。
ただ、無観客でというような方針を私たちは打ち出していなかったのですが、ただ、そのような可能性も含めてあらゆるところ、あるいは感染予防はどうすべきなのかとうは専門家といろいろ相談させていただきました。

一つの方針を打ち出して、これはできるという方向で物事を進めたことはございません。
あらゆる可能性を考えて、そして医学的見地から、あるいは交通手段はどうか、宿泊で集団の方々が来られる、地方は少し事情が変わっているかもわかりません。あらゆる可能性を吟味し精査したというところでございます。。
そのうちの一つとして無観客というところもあったのですけれども、最初から無観客という方針と決めたということはございません。

つい最近まで色々な可能性を探っておりました。
各都道府県の高野連とのやり取り、政府がいろいろと発表しているような緊急事態宣などの行方など総合的な判断で決めさせていただきました。

報知新聞記者

代替大会を各都道府県が主催する場合に、選手権大会の扱いになるのでしょうか?
選抜出場校は夏にやったらよいのではないかという声がありますがそういったことはもう無いのかということ。
来年出場する高校は2大会連続になるのかということ。
昨年出たところと来年出たところです。

事務局朝日新聞高校野球総合センターヤマモトさん

まず、本日中止を決めたのが、第2回全国高等学校野球選手権大会でございます。
従いまして、選手権大会中止となったということを受けますとこれから都道府県独自で開催模索されていく大会について選手権大会という名称ではないという風に考えております。
そもそも、まず、選手権大会が中止になりました。
そういうことですので、これから都道府県が考えていかれる大会というのは、決して選手権大会の代わりという位置づけではないのではないかというふうに私たち考えているところであります。
確かに選抜大会の救済策というようなことも皆さま関心を示されて尋ねられることが多かったのですが
もし、選手権大会ができれば、その場で何らかのことをやれるのではないかというふうに当初考えていましたが、そうした意味でも選手権大会がこの度中止という判断がされました。

それを受けて現時点では、コロナの終息が見通せないこういった状況にあります。いつどこで何が出来るのかまだ私たち図りかねている、そういった状況にありますので、選抜関係のことにつきましても現時点で考えられるような状況にありません。

こういった内容でよろしいでしょうか。

おそらく、これからこの102回大会が絡むことについては注釈を入れていくことになるんだと思います。

コロナで中止となった102回大会を挟んで
101回、103回(コロナで中止)の開会を挟む など

そういったことになっていくと認識しております。

それぞれのケースについてはしっかりとこちらで対応を考えさせていただこうと思っております。

産経新聞記者

今回の決定にいたる過程で、全国の生徒さん、現場で野球の指導に携わっていらっしゃる関係者の皆さんの声をどの程度拾い上げ吟味したのでしょうか。
十分に拾い上げ、吸い上げお話をされてきかという思いでいらっさいますでしょうか。

八田高野連会長・大会副会長

全国の指導者、あるいは球児の声、どれほど、私たちに直接あるいは間接に
吸い上げることができたか、それをどのように反映したかというご質問だと思います。

私共今回の決定に至るまでは、なんども各都道府県の高野連の関係者の方々、高野連の理事長、専務理事の方々、あるいは関係者の方々に何度か事情聴取というか、お考え、あるいは状況はどうなっているのでしょうかというやりとりをさせていただきました。

その中において色々な現場の方々、その方々いわゆる、各都道府県の高野連を通して私たちは吸い上げを行わせていただいて、そして整理をさせていただいき、また、不明なところがあれば問い合わせする、ということでやり取りさせていただいた。

その中で、いろいろと最前線で頑張っておられる球児、指導者 関係者の想いは、私ども十分にこちら側には届いて、あるいは、耳に入れさせていただいた、そのように考えております。

渡辺大会会長

全国に取材網を展開しておりまして、各地の地方大会というのは、各地にある総局と各地方の都道府県高野連と一緒に大会を運営させていただいております。

そういうこともございまして各総局には様々な声が寄せられておりまして、そうゆう声をお聞きするにつけ、なんとか活躍の場、ユニホームをつけ活躍できる場をつくりたい。つくるまで、ギリギリまで努力するべきだとやってまいりましたが、先ほどから申し上げている通りの状況でありますので、今回は苦渋の判断になったということでございます。

事務局オグラさん

付け加えまして、都道府県連盟とは、情報のやり取りをしてまいりました。
アンケート、メール、直接電話による内容については詳しく申しあ上げられませんけど、それぞれの連盟としてのお考え、それぞれの地域でどうゆう状態なのかという情報はできる限り集めた。というところでございます。

毎日新聞記者

今日5月20に決定しましたが、世間の声では、「もう少し先延ばしにしては?」の声があるが、本日判断に至った理由をお聞かせください。

八田高野連会長

今日の決定については2つある、なぜもっと早く決定できなかったのか、もう少しまだのばせるのではないか。

3月中旬に開幕予定でございました。いわゆる春の選抜、第92回選抜高校野球大会は中止となりました。
春季の各都道府県大会は、沖縄県で3月下旬に準々決勝まで実施された以外は中止、4月から6月に予定されていた地区大会はすべて中止されました。
特に3年生にとっては、高校最後となる夏の選手権大会を何とか実現したいとどの都道府県の関係者も、私どもも同じ気持ちで感染状況を注視してまいりました。

4月初めのころは、緊急事態宣言の対象は7都府県に限られ、5月6日までの予定でございました。

しかし、その対象は全国に広がり期間も延長にされました。

一方で各都道府県、高校野球連盟や朝日新聞各本社、支社、総局から情報を収集してきたところ感染者数の少ないところも、休校や、部活動停止の期間が長くなっておりまして、6月の下旬から8月初めの地方大会、8月10日からの全国大会共に影響が深刻になることが明らかになってまいりました。

39県で緊急事態宣言は解除されましたが、学校や部活動の再開の見通しに変わりはなく、やはり、今日このタイミングでの決断に至りました。

渡辺大会会長

私たちの思いというのは、何とかできないか、開催することができないかということをギリギリまで検討していくということでございました。

しかしながら5月の連休明けに最初の想定されていた解除が延期されると、さらに伸びるという状況の中で、学校の活動を再開出来ないところが出てきているということ。
そしてまた、例年ですと6月の上旬には、早い地区ですね、神奈川とか沖縄とか早い地区ではもう抽選会があって、6月の下旬には、沖縄大会をはじめとして、色々な大会が次々と開催されていくという状況の中で、これを、もし、地方大会を開催するという方向で考えると、最低でもひと月、ふた月、子供たちに練習する時間がなければ危険であるということもあります。

全国の状況にまだら模様になっていく中で、49の大会全部ができるのかどうかということもあります。

そうしたことをギリギリまで検討を続けた結果、今この時期ということになります。

サンケイスポーツ記者

地方大会中止になったが都道府県連盟の主催の大会はやっていいというのは、ダブルスタンダードではないか。
代替大会で感染者出た場合、責任についてはどう考えておられるのか。
各都道府県の高野連から経費が厳しいとの話もあるが、この問題はクリアできると考えておられるのかという点をお願いします。

八田高野連会長・大会副会長

まず、地方がそれぞれの都道府県、高野連が独自の判断でされる分には自主性にお任せしようと思っております。
ただその場合においても、それぞれの都道府県はこのコロナの感染拡大の状況と色々な総合的な情勢判断でされるのだそれに関して、私ども、こうしてほしい、あるいはこうしてほしくないなどは言うつもりはない、自主的な判断にお任せしようと

そして、ただ、いろいろなご相談があるかもわかりません。
私共、いままで、この102回大会を進める、あるいは開催するにあたって、集めたような情報とか、専門家の方々からのアドバイス等は、私たち持っておりますから、相談にされれば、このようなものがある、あるいは、このような専門家の知見がある、こういうガイドライン的なものがあるということは、相談に応じさせていただこうとそうゆう風に考えております。

それと、財政的な問題に関しては、今日の理事会でも、お分かりをさせていただきました。もし都道府県に関しまして、支援ができるならば、ある程度の限界はあるかもわかりませんけれども、財政的な支援は、させていただくということで、理事会の了承を得ております。

渡辺大会会長

102回大会は中止ということですが、それぞれの地方、それぞれの感染状況を見て、これならできるということはあるという風に思います。

そのやる、やらないについては、それぞれの各地区の高野連のご判断ということではありますが、しかし、この全国大会を開催するにあたりまして、様々な感染対策を含めて、ガイドラインを考えてきたということがあります。各地区でやるについても、そのガイドライン、基準に則した形でやっていただくという意味で色々相談に乗っていきたいということでございます。

それから、財政的なことにつきましては、高校野球連盟、高野連はもちろんですけれども、当社新聞社としても可能な限り支援できれば、それは、なんとか最後ユニフォームを着て活躍できる場を作れないかという思いはみんな共通しておりますので、そこについては、しっかりと考えていきたいという風に思っております。

読売新聞記者

5月の連休明けの緊急事態解除が延長になった。先週39県解除された、明日には、さらに解除となると思うのですが、そういった緊急事態宣言の発令状況はどのような判断基準になったのでしょうか。決定にどのような影響があったのでしょうか。
秋、今後、先へのことはどう考えているのでしょうか。
選抜の時に同様の判断をしたが、規模が違うので難しいと思いますが、1番難しかった判断はどのような点でしょうか。

八田野球連盟会長・大会副会長

たしかに、39のところでは解除された、明日には兵庫、京都、大阪、解除されるというようなところの報道もされております。
それぞれの地域でこの地域によって温度差あるのも確かである、ただ、私ども、一つ考えたのは、あるいは、医学の専門家の方々が、常日頃報道等で伝えられるところによると、第2は、第3んパがくるだろう、これはもう確実である。といいうようなところで、コロナのこのウイルスの感染症が、本当に完全に終わる、終息するという見込みが立たないところで、いくら都道府県のそのような解除というのがある程度進んだとしても、やはり第2波、第3波、あるいは、長期的なコロナとのウイルスとの戦いであるということを念頭に置きますと、選手の安全安心というところに重点を置きますと、そのような解除は進んできたというところにおいて、だから開催の方向にという議論には、結論としてはいきませんでした。

それと今後、秋、夏は終わって、秋はまた各都道府県で秋の大会がいろいろと予定を立てて、これに関しては、ほんとうに私どもコロナのウイルスの感染の状況、全然まだ、長期的に、あるいは中期的と言っていいかもつかめない状況ですから、その時に考えさせていただく、以外、それまでは、情報収集というところに尽きるのではないかと考えております。

それと春の選抜と、この夏の選手権との間、何が大きく違っていたのか、やはり春に関しましては、32校、といういわゆる選抜の代表校だけのことで色々と考えておりました。

ただ今回は、全国で言えば3800近くの高校あるいは、15万人を超えるような選手たち、球児たちの健康を対象ということになる、この大きな違い、地方を巻き込んだような、地方と全国大会、このおおきな巻き込んだようなところ、これが大きな、わたくしは、春と夏との間の、検討していく上での違いだと思います。

それと、春と今の感染の状況を考えると、春以上に進んでおりますので、これも大きな違いかなと思います。

読売新聞記者

すみません、追加になりますが、先ほど八田会長がおっしゃった緊急事態宣言というのは、今回の判断で重視された、あるいは、緊急事態宣言の状況により判断が揺れた部分がまったくなかったということはないと思いますが、その部分どうゆう風に影響したのかという点をお話しいただければと思います。

八田野球連盟会長・大会副会長

地域のある都道府県によっては、解除されたということで、こうしてほしいという要望は、私たちの耳に届いておりました。

この宣言が一部解除されたということによって、だから積極的に開催の方向にというとっころには、どうも、私ども、悲観的に決定を考えておりますので、楽観的な方向でということは、やはり、球児の健康ということを第一に考えるとなかなか、そこまで踏み切ることができなかった。そのようにご理解をいただきたいと思います。

やはり、第2波、第3波が来るだろう、これが、やはり検討を進めるていくことの大きな要素、要因になりました。

共同通信記者

地方大会では、開催の時期を後ろにずらすという意見がございましたが、全国大会をあとにずれるといった検討はあったのでしょうか。
日本高野連として選手たちに何かしてあげられることはあるのでしょうか。

八田野球連盟会長・大会副会長

まず、全国大会の開催を8月10日から、これを後ろに変更する。
これは、やはり、全都道府県から代表校が集い、長期間にわたる全国大会、やはりこれは、夏休み中にしか実施はできません。
硬式の終わった後は、軟式が兵庫県でございます。それもギリギリ8月のいっぱいまでということでございます。

また、新チームが既に始動している時期でもございまして、都道府県によっては、8月下旬ごろから、秋、秋季大会の地区予選を始めるところもあります。

やはり、全国大会の日程を遅らせるということは、最初から検討対象には入っておりませんでした。

3年生の最後の集大成の場がなくなった、何らかの救済策というのは、先ほども少し出ておりました。

ただ、コロナの感染の状況がどおなるか、まだ、どうにもつかめないわけですから、ここに見通しが立てば、何らかの議論が、あるいは、提案が出てくるかもわかりません。

現在の所、その状況に見通しが立たない状況では、なんとも私どもとしては、提案することができないなと考えております。

NHK記者

会議に出席された人数をおしえてください。
何時間何分おこなわれたのでしょうか。

事務局オグラさん

本日の運営委員会のメンバー32名でございます。
日本高等学校野球連盟の役員
朝日新聞社
日本学生野球協会
阪神甲子園球場
大阪府教育委員会
等々でございます。

時間にしまして、12時過ぎから13時45分、1時間45分かかったのでは無かろうかなと思います。

日経新聞記者

同様の質問のため大丈夫です。

読売新聞記者

決定内容について理事会から反対意見はなかったのでしょうか。

事務局オグラさん

運営局では、ご質問等はございましたけども、ほぼ決定の方向でご賛同いただきました。
理事会は、ご質問等ございましたが、皆さんご賛同いただきました。
質問内容は、会議内容なので控えさせていただきたいとおもいます。

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