日数5日(うち飛行機内泊2日)
費用:12万円ほど
時期:12月上旬
西ドイツ1日目
トランジットの物々しさ
北京でトランジットだったがライターはもれなく没収、険しい顔つきで、全身をくまなくチェックされ、物々しさを感じた。
拍子抜け
トランジットを終え、飛行機で十数時間揺られフランクフルト•アム•マイン(拠点)についた。
早朝に日本をたち時差もありつつ十数時間揺られ、すでにあたりは暗くなっていた。
夜だったが、そこまで寒くない。
12月はとても寒いと聞いていたので身構えていたがすこし拍子抜けだ。
近代的な街並みで建物だけだとあまり異国感が感じられなかった。
予期せぬ強烈な茶色の印象
ついて早々、中央駅ホームにて駅員か警察と話している下半身半裸の大を漏らしている男に遭遇。
ドイツには古い茶色い建物の印象を持っていたが、その茶色の強烈な印象は予期していなかった。
新宿の歌舞伎町でもみられる光景だ。
ようやく実感
夜道を歩きながら壁のペイント、大聖堂、街行く人々でようやく実感がわいた。
レトロな旅用自転車をよく見かけた。
駅構内を散策、ドーナツはカラフルで異国間を感じる。
とても体に悪そうだ。
コンビニにいくと店員かお客さんが声をかけてきた。
中国から来た?いや日本だよと答えるとコンニチハとあいさつされたのでグーテンモーゲンと返した。あっているのか分からないが。
道を聞いても丁寧に教えてくれて気さくな方が多い印象を受けた。
wifiスポット
構内を歩いているとwifiスポットを見つけたので、使ってみることにした。
ポケモンGoに熱中していた私は、バリヤードを捕獲しようと試みた。5分程粘ってみたが願いはかなわなかった。
何に粘ったかというと、バリヤードではない。wifiへの接続に粘ったのだ。
結局、wifiにすら接続できずに終わった。
間違いなく言えることは『wifiは、レンタルしていったほうが良い』ということ。
とりあえず腹ごしらえ
駅近くのホテルに荷物を置き、一息。
気を取り直して、腹が減ってはなんやらということで、再度駅構内を散策。
下半身半裸の男がまだいた。コンビニにするか、カラフルドーナツにするか迷いつつ、国によって異なるという噂のマックでハンバーガーを買った。
ドイツカラーはただの焦げ?
食料を無事調達した私は、ホテルに戻り、一番人気だというハンバーガーが包まれた箱を開け眺める。
色が結構茶色い。ドイツカラーだなとおもいつつほおばった。
日本のものより少し大きい。いつもの勢いでほおばるが、何かが違う。サクサク音がする。バンズが硬め、ボソボボソする。
セットで頼んでいたコーラで流し込む。
2口、3口と進めていくが、水分を取られる。茶色いシュワシュワの甘水はすぐに底を尽きた。
水が底をついてからは、のどをとおらない。
何とかすべてを食したが、なんとも言えない感覚に陥った。
あの茶色さは、焦げだったのだろうか。
2度目の洗礼~ドイツ仕様のたばこはキツイ~
腹ごしらえも済、もう少し散策しておきたい私は、ホテル周辺を散策する。
夜道を歩きながら、たばこをふかす。
ドイツの道にはたばこの吸い殻がいっぱいだ。
ヨーロッパの文化のようだ。ポイ捨てが当たり前のようだ。ここは郷に従おう。なかなか新鮮な感覚だ。
道行く壁には、スプレーペイントで何かが描かれている。
少し歩くと、喫茶店兼たばこ、雑貨やのような店を見つけた。
店内に入って物色する。やはりたばこが気になる。
人気なものをくれというと、これだと渡してきた。
それを購入し、外で吸ってみる。むせた。なんだこれは。のどが。キツイ。
1度目は、駅ホームでの彼の予期せぬ強烈な印象である。
シュテーデル美術館
ドイツのたばこで2度目の洗礼を受けた私は、もう少し散策しておきたいと思い、どこか営業している所はないかと場所を探す。
美術館がまだギリギリやっている。
ということでシュテーデル美術館へ向かった。
道中、歩行者よりも自転車優先なのかな。といった場面が多々あった。
そんなことを思いつつ、目的地へ到着。おしゃれな外観だ。
受付の方にまだやっているか聞くと「もちろん」と返ってきたので「よかった。チケットをくれ」といいお金を渡すしチケットとともに「たのしんで」と返ってきてようやく歓迎された気持ちになり少し高めの声で「ダンケシェ」と返した。
館内を回るとルノワールなど有名な画家の作品が多数ならんでいた。
写真は撮り放題だ。
本でも見たことのある有名な作品が撮り放題とは驚いた。
この建物の元は、フランクフルトの銀行家ヨハン・フリードリヒ・シュテーデルの遺言により設立されたためこの名がある。
西ドイツ2日目
圧巻のケルン大聖堂
昨日は、夜な夜な散策し楽しみぐっすり眠れたので翌日の目覚めが良かった。
パンと卵とフルーツを食べ朝食を済まし、荷造りし本日の目的地へ向かう。
フランクフルトから2時間ほどの道のりを景色を楽しみながら移動する。
目的地のケルン大聖堂に到着。少し離れたところからでもその大きさがはっきりわかる。
デカい!そして繊細な彫刻!600年以上の歴史をもち、圧巻のゴシック建築は世界最大。
中の広さ、ステンドグラスにもとにかく圧巻。
第二次世界大戦(イギリス空軍、アメリカ陸軍航空軍)による無差別攻撃による被害の写真が大聖堂左横(駅側)にある。
聖堂の広場では、地面にペイントしているおじさん、音楽を奏でるおじさん。ここにいるだけでココロが躍るようだ。
ステンドグラス
素敵な小道と狭間のもやもや
ケルン大聖堂に圧巻されつつ再び2時間ほど道を進み、次の目的地、リューデスハイムのつぐみ横丁へ。
こちらは、先ほどのケルン大聖堂の圧巻さとはうって変わって、小さな小道がかわいらしい。
ライン川横にある可愛らしい小道。その小道の上は、ぶどうのツルが屋根になっている。
ここでもクリスマスモード全開。肌寒い中のむグリューワインは格別だ。
適度にワインを飲みつつ、あたりを散策する。店は、モニュメントや外装、内装、売り物すべてが可愛らしい。
ふと店のガラス窓に目がひきつけられる。日本語で撮影についての注意書きが記載されている。
私を含み写真好きな国民性だと思うが、マナーは守っているつもりなので、日本語で記載されていることに驚いたとともに、自身についてちゃんとマナーを守っているかということを考えさせられ、浮かれていた私を現実に戻した。
少し現実に戻った私は、散策を終え、小道の入り口に戻った。目の前にライン川が見える。
広大で濁っている。
ライン川とつぐみ横丁の間に車道があり、その先に線路がある。
広大なライン川を車が通る。時たま貨物列車が横切る。
列車には毎度おなじみスプレーペイントが施されており異国感を感じさせる。
澄んだ人でありたいが、あんなに広大なライン川も濁っているのだから、たかが私一人濁ったところでなどと考える。しかしすぐにその濁りを作ったのは、われわれ人間ではないか。など考えてしまう。
華やかで可愛らしい小道には、現実に戻すガラスが置かれており、広大な川には濁りがあり、何かもやもやを残す場所となった。
ライン川を横切る貨物列車
私は機械音痴か
そんなもやもやを残しつつ、その場から別れを告げ、1時間20分ほど移動し、カラクリの街ニュルンベルクへ。
ザ・ヨーロッパという印象。カラクリや細工に関心。大時計仕掛けや、おもちゃの博物館など童心が蘇り、先ほどのもやもやがどこへ行ったのか。ウキウキしてしまう。
レンガつくりの街並みを眺めつつ、少し坂を登っていくとカイザーブルクがあり、そこからは、街を一望出来る。
眺望を楽しんだ帰りに、アルブレヒト・デューラーの家が近くにあることを知り寄り道。
中は、日本語音声ガイド(フリー)あり。
なのだが、私のは、一向に日本語が流れなかったので終始格闘していた。
そのため、あまり覚えていないが、雰囲気は味わえただろう。
ロマンチックな街でのお星さま
デューラーの家に何かを忘れてきたような気もしつつ3時間45分程の道を進み城壁の中の街、ローテンブルク・オプ・デアタウバーへ。
こちらもザ・ヨーロッパ。イメージしているヨーロッパの街並み。
ロマンチック街道、お店の看板がシンプルだけど凝っていて絵になる。絵本や映画に出て来るような街並み。
市庁舎から街を一望出来る。
狭くてかなり急なハシゴのような登りがあるので買い物前に行ったほうが良いだろう。
1人しか通れないスペースなので早くて往復20分ほど。
先が詰まったり、どこかに頭をぶつけたのか、痛そうに頭をこすっている外国の方がいた。
きっとお星さまがチラチラしている。
市庁舎
西ドイツ3日目
市場はやっぱりいいね
有名どころと、各所のクリスマスマーケットを巡り終え、フランクフルトの散策へ。
やはり、海外に来たら見ておきたい市場へ向かう。
野菜が色ごとにどっさり置かれてて色鮮やか。
肉は、豪快に売られている。
異国感を感じる。クラインマルクトハレ市場。
クラインマルクトハレ市の場野菜 クラインマルクトハレ市場の肉
ワクワク
デパートへ散策。広い。商品の陳列の仕方がダイナミック。
これだけで異国感ある。
色とりどりでやはり、ワクワクする。会計時のレジはベルトコンベア。
日本でもコストコが広まり、珍しくないかもしれないけど、やっぱり異国感を感じる。ガレリア・カウフホーフ。
陳列商品 陳列商品 ベルトコンベア
もう一杯
フランクフルト周辺でもクリスマスマーケットが開催されている。
みると行きたくなるし、のみたくなる。
そしてグリューワインをのむ。
クリスマスマーケットについて
グリューワインが美味。
マーケットは、上から全体を見ていないから当然だと思うが、旅行会社などのパンフレット写真でイメージしているよりもこじんまりしているように見えてしまう。
見る視点や角度が違うので仕方ないですが、とても素敵な雰囲気。
出店がいっぱいあり密集していたり、点々と点在していたりするイメージ。
出店だけでなく、アトラクション(メリーゴーランドや汽車、巨大くるみ割り人形など)があるので、やはり格別。
上から眺望できたからかもしれませんが、ローテンブルク・オプ・デアタウバーのものは盛大。
15世紀から現在に至るまで500年ほどその様子を変えていないというからすごい。きっと上から見るとどこも盛大。
一見と本場の雰囲気を味わう価値あり。
出店の商品や、食べ物、飾りはどれも素敵でインスタ映えは間違いない。
グリューワイン、ドリンク注文時についてくるマグカップは、毎年デザインが変わるのでそれだけでも価値があるかも。
ドリンクを買うとカップが付いてくる。
一杯5〜7.5€、カップを返すとその分返金してもらえる。
スリの稼ぎどきなので要注意。
その他
- 市場は、色鮮やか。やはり良い。
- デパートのレジはコンベア。1€135円とレートの悪い時期なので割高。
- トイレは、どこも50セント〜75セント必要。2€硬貨から使用可能なので硬貨を多めに持っていると良い(適度に買い物してれば勝手に増える)トイレ前に入場ゲートがありお金を入れるとチケットが出てくる。このチケットを渡してコーヒーなどを買うとチケット分割引になる。ヨーロッパでは、主流らしいがうまいなと思った。コンビニほとんどない。
- トイレの場所には、要注意。
- 小便器、欧州サイズで用足しポイントが高い。
- 大便器は、流すと便座が回転する。
- トイペが分厚い。
- 入った大便器にナチスの紋章がかかれた大きなプラスチック板があり怯えた。
- エコ推奨の為、ショッピングには、エコバッグがあると良い。
- 歩き煙草、ポイ捨ては当たり前の文化。至る所に吸殻あり。
- 途中から雪が降った。体感では、日本の年末年始程の気温。
- 構えるほどではない。
- 各ショップウィンドウに飾られているものが全部可愛らしい。
- 日本語で撮影禁止と書かれているところ多々あり。
- ※英語や他の国の言語でも書かれているが日本語で書かれているのは、初めて見た。
- 私も含め写真が好きな国民性だと思うが、少しマナーも考える必要があるのかも。
- 除落葉車やその作業服のカラーが蛍光色で異国感を感じる。
- キャリーケースががっつり壊れた。
コメント