Go To キャンペーンが開始されてから2週間近くたちました。
そろそろお盆の時期で帰省を検討している方も多いのではないでしょうか。
しかし、国は、お盆の帰省について自粛いただくようにお願いしている。
様々な意見
「観光や他県への移動を推奨していて帰省は自粛って矛盾しているじゃないか」
「キャンペーンと言っていることが支離滅裂」
など多くの批判的な意見があります。
一方で
「観光と帰省は別物で、国の言っていることは両立し得る」
と理解を示す人もいます。
実際のところ矛盾してるの?してないの?
矛盾していないと思います。
なんで矛盾してないの?
確かに移動するのは、Go To トラベルキャンペーンも帰省も同じです。
そのため一見すると片や推奨、片や自粛っておかしくない?と思います。
しかし、視点を変えることで矛盾していないことが分かります。
視点
観光の宿泊先と家での宿泊の大きな違いは何か。
ホテルや旅館
コロナ対策を徹底している。
- 体温検査の実施
- アルコール消毒液(濃度70%以上)の配置
- 対人時にマスク、フェースガード装着
- 密を回避する座席配置
- ビュッフェ形式や大皿から複数で取りよそう食事は行わない
- 同行しない限り高齢者と密に一定時間接する場面は少ない
- 外だと多くの人が感染を意識している
- 他者と接する機会が多いため、距離を離す
祖父母の家、実家
コロナ対策を心掛けている人もいるがそうでない人も多い。
- 体温検査機を家庭で持っていることは少ない
- アルコール消毒液(70%以上)は、民間には手に入りにくい状況
- 対人時マスクはするがフェースガードをする人はほとんどいない
- 必然的に密になる
- 一家に大勢が集まり、1つの皿から取りよそう食事が行われる可能性がある
- 祖父祖母などお年寄りと密接する時間が増える可能性が高い
- 家族同士ということで気が緩む可能性がある
※アルコール消毒液を購入する際は、その濃度を確認して購入することをおすすめする
小さなクラスターをたくさん発生させるリスク
帰省により家族団らんの時間を過ごした場合、各家族の集合体で、小さなクラスターが多発する可能性が高い。
帰省の公共交通手段で移動した際、知らずに感染し祖父母を含めた家族と過ごす。
すると一家は、非常に高い確率で全員コロナウイルスに感染してしまう。
その一家が、無症状だからと、帰省し終わり各々が自分の住んでいる場所へ帰ると公共交通利用時に、その家族×2倍以上の感染者が発生するリスクがある。
当然きちんとされている人は一定数いると思うので、そのような人は被害者かもしれません。
国は何を意図して帰省自粛をお願いしている
「観光と帰省は、対策されている範囲や項目が大きく異なる。帰省に関しては、身内ということもあり気の緩みも発生するだろう。
観光は、一定の対策を施されており、多くの方が感染を警戒し行動している。
一見矛盾しているように見えるが、分かってほしい。」
ということを意図していると思う。
反感
国が意図していることを読み取れない人は、見捨てるのか?と言うとそう言う訳ではない。
国は、はっきりと明言することは難しい。
広い範囲で伝えることがせいぜいだ。どの人にも平等な言い回しをしてしまう。
広義的な意図を示すことになる。
そうすると、人によってはあいまいで分からなかったり、矛盾しているだろそれとなってしまう。
帰省時の人数
私自身は、幼少期以外はお盆という行事は、まばらに集まる状態なので、多く集まっても5人ほどだったのでよくわからない。
しかし、周囲の知人数人に聞くと帰省時にはだいたい8人以上集まり、多い人は20人以上集まってみんなで食事をするということでした。
8~20人以上となるとこれは、1つの団体だろう。
その団体で感染者がでれば、クラスターになる。
まとめ
Go Toキャンペーンで大人数の観光はどうなんだという意見もあるかもしれない。
私もそう思った。
しかし、この新型コロナ感染対策として大人数での行動は控えることが根本にある。
観光を推奨したとしていても、団体を良しとしているわけではない。
帰省は、その団体を作る可能性が多いにある為に、国は自粛をお願いしているのだろう。
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